シギチドリ類春の渡り始まります!
先日行った谷津干潟では、気が早いことに、春の渡りのシギがポツリとやってきていました本格的なシーズン到来は4月に入ってからかと思いますが、そろそろシギチドリ観察の準備をされてはいかがですか?
さて、シギチドリウォッチングといえば、とにかく地味とか識別が厄介といったイメージが付いてまわりますが、春の渡りに関していえばとても同じ種だとは思えないほど華やかな生殖羽と変わるものが多いんです
オオソリハシシギ、オグロシギ、オオハシシギ、コオバシギなどは鮮やかなレンガ色に衣更えしますし、全身真っ黒になるツルシギなど、見ていて楽しく、何より分かり易いので、シギチドリを始めるなら、春の渡りがオススメですよ
ということで、オススメのシギチドリ本をご紹介します。
「シギ・チドリ類観察ハンドブック」
言わずと知れたシギチ観察には必携の一冊一般的な野鳥図鑑だけでは、識別ポイントなど、知りたい情報が今一歩得られないことが多く、こういった専門書は痒いところに手が届き重宝します
「Shorebirds of North America, Europe, and Asia: A Photographic Guide」
シギチドリ類の洋書の写真図鑑です。コキアシシギ、ヨーロッパムナグロなどのすでに日本で記録がある迷い鳥の識別はもちろん、北米に生息し、何かの拍子に日本に迷い込む可能性のある種を狙うなら、本書は外せません。
「The Stokes Field Guide to the Birds of North America」
こちらの洋書は北米の写真図鑑で、写真の点数も多い上、クオリティーも高い点が魅力です。前述の「シギチドリハンドブック」はイラストの図鑑なので、併せて本書の写真で識別ポイントをチェックすると良いでしょう本書はシギチドリ専門書ではない代わりに、カモメやアメリカムシクイなどの北米生息、日本未記録種にも対応できます
じつはMP3の音声データCD付きというのも嬉しいポイントです昨シーズンに話題となったキガシラシトドの美声も要チェックです
さぁシギチドリに限らず、春の渡りの準備をお急ぎ下さい
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