BORG 71FLを試してみました!
ご存知の方も多いと思いますが、先日、CP+前の大変お忙しい時期にも関わらず、トミーテックのボーグ開発者中川さんにご来店いただき、BORGの勉強会を開いていただきました
当初、野鳥写真の撮影ツールとするにはシステムが複雑過ぎるかなと不安を持っていたのですが、分かってくると必要なパーツも絞りこまれてきて、撮り方によってこれほど柔軟にカスタマイズできるシステムは他にないなと実感することができました
ホビーズでも、まだ本格的に扱うと言えるほどパーツの品揃えは多くはないですが、野鳥撮影に有用性の高いパーツから順次取り揃えて行きたいと思います
さて、"習った後は慣れろ"というわけで、早速お借りしていた「デジボーグ71FL 望遠レンズセット」にEOS7Dを付けて、近所のフィールドのカワセミで半日ばかり試し撮りしてみました
上の画像は、はじめの画像の等倍画像ですが、解像度の高さは、噂通り"半端ない"ものを持っていますね
近距離で狙えば羽毛が一本一本見えるくらいに解像しますし、逆に遠距離で小さくしか写ってなくてもピントさえきていれば、大幅なトリミングにも耐えられます
加えて、ボケの美しさも魅力の一つと感じました。立体感があると言うのでしょうか、主役が引き立って見える印象を受けました
カワセミの飛び立ちは、タイミングさえつかめれば難なくこなせます。
飛び込み(上)、飛び出し(下)は難易度高いです置きピンにしてフレームに入れることに専念し、とにかく連写
フレームインしたものを後でトリミングして使う、という撮り方になると思います。
何より嬉しいのは、71FLの筐体の軽さです撮影条件にもよりますが、晴天時の河川敷のような明るい環境なら手持ちでも全く問題なく撮影できるので、半日くらい71FL片手にブラブラしても、あまり負担を感じませんでした
欠点といえば、やはりフォーカス操作が気になりますマニュアルフォーカスなのは仕方ないとして、標準のヘリコイドはメーカー純正の望遠レンズのピントリングに慣れた身にはかなり動きが渋く感じます
また、EOS7Dの場合は、フォーカスエイドが効かないので、視力があまり良くない私の目では光学ファインダー頼みのピント合わせは辛く感じました。
そこは、三脚に据えて「MMF-1(左手仕様)」を付け、ライブビューで対応するか、カメラボディをペンタックスK-5に付け替えて、フォーカスエイドを利かせたり、「AFアダプター1.7x 」で半AF化したりして、使いやすいシステムを作り上げて行きたいところそれができるのも、BORGシステムの魅力の一つなんです
開発中の「望遠レンズユニット」の出来にも大いに期待したいところ早くも視界の隅に「ボーグ沼」が見えてきたようです
ただいま、「BORGフェア」開催中ですBORGはちょっと敷居が高くて…という方もご相談お待ちしております
野鳥撮影を検討されているお客様の選択肢の一つとして自信を持ってご案内できるかと思います。
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