総数五千羽超!タカの渡りレポート in 白樺峠
店長に引き続き、スタッフ岩本の、"白樺峠タカ見レポート~9月24日編~¨です。
じつはこの日の白樺峠は、列島各地で猛威を振るった台風15号が過ぎた後ということもあり、近年稀に見る総数五千羽超えという数のタカが渡り、大フィーバーした日となりました。
午前中は11時くらいまでは飛ぶのはアサギマダラという蝶が飛ぶくらいで、タカの方は嵐の前の(!?)静けさでした。
11時過ぎにようやくポツリポツリとサシバやハチクマが頭上を通過し始め、昼近くになって、ついに念願のタカ柱の出現です。
YOUTUBEリンク(http://www.youtube.com/watch?v=iEC-8kpgATg)
遠く松本市街地上空に蚊柱のようなタカ柱が現れ、ある程度まで上ると次々と頭上を飛び過ぎて行きます。
さらに周囲の山々からはそれこそ湧いてくるようにサシバやハチクマが現れ、あちらこちらでタカ柱が出現、しまいには頭上でもタカが廻り出し、満員御礼のギャラリーは大興奮となりました。
ハチクマ淡色型
サシバ 成鳥雄
さて、レポートはこの辺にして、逆光や斜光でシルエットになってしまったタカの飛翔写真を見やすくする簡単な画像処理の方法をご紹介します。
ハチクマ中間型 画像処理前
一応プラス側2EV程に露出補正をしていましたが、逆光でシルエットとなってしまったこの画像。
こういう場合はトーンカーブ(Photoshopはじめカメラ付属の画像処理ソフトに大抵含まれている機能です)を選択します。
トーンカーブ画面(アドビ フォトショップCS5の画面)
上図のように、カーブを調節します。いじるのは2点。
①左下の方を少し上に持ち上げてシルエットになってしまった部分を明るくします。
②右上の方を少し下に下げて明るい部分がさらに明るくなりすぎないように抑えます。
トーンカーブ処理後
こうすることでタカ本来の色を引き出し、見やすい画像に整えることができます。
ちなみに画像処理をすると元の状態には戻せなくなるので、必ずコピーした画像で行うようにします。
さてさて、関東近郊や伊良湖岬のタカ渡りシーズンはこれからが本番です!ぜひ皆さんにもこの感動を味わっていただき、タカ見ファンとなって貰えれば嬉しい限りです
白樺峠でも大活躍「ひとめでわかるワシタカ(識別シート2枚組み)」はこちら
それでは睡眠時間が少ないにも関わらず、東京駅から白樺峠を往復して下さった鳥仲間のIさん。記憶と記録に残る楽しい鳥見をありがとうございました。
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