ケアンズ探鳥記 その壱
新年、あけましておめでとうございます。
東京は穏やかな元旦を迎えましたが、皆さんがお住まいの地域はいかがでしたでしょうか?
ホビーズワールドはお休みを頂いておりますが、この休みを利用して、先日のケアンズの写真の整理を始めました。
今回の機材はキャノンEOS7D+コーワPROMINAR 500mm(350mm)ですが、11月のペンタックスとの違いはどうでしょうか....。
ケアンズはオーストラリア北東部の海に面した街ですが、街のもっとも有名な探鳥地は植物園のようです。
まず出迎えてくれたのが、ツカツクリご夫妻でした。2羽で仲良く穴を掘って(塚を築いて?)ました。もちろん野生です。
オーストラリアには天敵がいないのか、地上性の鳥が目立ちます。このイシチドリはボーッとしており、何とも呑気な鳥でした。少し近づくと歩いて移動し、結局、飛ぶところは見られませんでした。
お次も、地上が生活の場であるズグロトサカゲリですが、イシチドリと違って賑やかな鳥です。日本のケリと同じように、近くで繁殖している場合には、けたたましく鳴く姿がよく見られます。
残念ながら見られませんでしたが、植物園内にはワニもいます。湿地や川もあったりするので、カワセミの仲間も生息しています。派手さはないものの、ナンヨウショウビンは男前ですね。
植物園では、パプアガマグチヨタカも繁殖しています。その大きさには驚かされましたが、大きさや色彩に性差があるんですね。まずはオスの成鳥です。写真では大きさが分かりませんが、3羽の中でもっとも大きかったです。
そして、メス成鳥はやや小さく、体色が褐色がかっていました。体が細く見えるのは、警戒しているのかもしれません。
最後に巣立ったばかりのヒナですが、ボヤボヤっとした幼綿羽が残っているのがお分かりでしょうか。写真右下に先ほどのオスの頭が写っていますので、大きさの比較ができると思います。
川では、日本でもお馴染みのササゴイが休んでました。カメラのファインダーを覗いたときには、「まだらな木漏れ日が邪魔だな...」と感じていましたが、あまり影響はなかったようです。
植物園のあとには、海岸線でも探鳥しました。シギチやギンカモメなどとともに、大きなコシグロペリカンにも出会うことができました。
本日紹介したのは、すべて500mmで撮りました。台湾のレポートの時にも記しましたが、このレンズは非常に軽いので、三脚や雲台を含めた装備全体が小さくて機動性は抜群です。
前回の台湾は、カメラ本体に防振機能があるペンタックスを使用しましたが、防振のないキャノンでも問題ないですね。(試作機の時には不安を感じましたが...)
写真はたくさん撮ってきたので、この正月休み中に、もう少し紹介したいと思います。よく考えたら、今日はスズメ目の鳥が1枚もありませんでしたね。
そうそう、PROMINAR 500mmですが、ぼちぼち観察用ユニットも登場しますので、今月出かける道東で試してきますからね
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