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コーワ望遠レンズレビューキヤノン EOS7D編

店頭でも大きな注目を集めているコーワのプロミナーの名を冠した望遠レンズ500mm F5.6 FL。早速定休日を利用して、フィールドでその実力を試してきましたので簡単にご報告します。

Gaiken500

カメラボディはキヤノンEOS7Dで500mmF5.6標準キットを使用しています。

Takabus タカブシギ (この画像のみ試作機を使用)
1/1250 ISO100

Img_7995 バン若鳥
1/1000 ISO400

見てくださいこの羽が一本一本解像した画像を。
目からややピントを外してしまいましたが、翼にジャスピンがきたおかげでこのレンズの実力がよく判ります。
フローライトクリスタルレンズ1枚とXDレンズ2枚を使用し、余分なレンズのないシンプルなレンズ構成からも容易に想像できますが、その描写力半端じゃないですね。

Kawasemiimg_7626 カワセミ
1/800 ISO200

Kawasemiup カワセミ
↑を拡大したもの

あえて30mほどの遠距離のカワセミを狙ってみましたが、等倍近くまで拡大してもここまでキッチリ解像しています。これはすごい!


■感触良好なフォーカスリング
このレンズのもうひとつのポイントがフォーカシングの感触の好さです。軽く滑らかで申し分ない仕上がり。クイックフォーカスだけでもピント調節には事足りるものの、撮影結果から振り返ってみるとやはりファインフォーカスリングでキッチリ調節した方が、合わせたい箇所へのピントをしっかり捉えていました。

Img_8457up ミサゴ
1/3200 ISO200

トビモノもご覧の通り。こちらに向かって飛んでくるミサゴを狙いましたが、AFではなかなか合ってくれないケースも自分の目を信じて連写できます。最近はカメラに任せきりの撮影しかしていなかったので、燃えます(笑)

■絞りリングの搭載
絞りリングを本体に搭載しているところも最近の望遠レンズとしてはある意味新鮮で画期的な機能と言えます。
カチカチと適度にトルク感があり、意図せず勝手に回ってしまうこともなく良好な感触。欲を言えば、ファインダーを覗きながらだとどこに絞りリングがあるのか咄嗟に判りづらいのですが、慣れの問題とも言えます。
絞りF5.6から11まで5段階に細かく調節でき、ファインダーを覗いたまま絞りリングを廻していくと、被写界深度が変わって行く様を確認できます。

ちなみに光学ファインダーだと絞れば絞った分ファインダが暗くなりますが、ライブビューモニターや液晶ビューファインダーならカメラ側で明るさを調節してくれます。デジタルならではといったところですね。

Img_8205カルガモ
1/320 ISO200 絞り8で撮影


■意外と(?)使える簡易照準器
アクセサリーシューに照準パーツを取り付け、覗くと、フード取り付けネジの突起の延長線上に目標物を捉えられるという、簡易照準器が付属しています。
思っていた以上に想定通りに照準してくれるので、500mm程度で、あくまで目安として使うには十分だといえます。
もちろん焦点距離が1000mmを超える場合や精度を優先するのであれば、単体の照準器を使うことをオススメします。

■軽量・コンパクト設計
長玉が欲しいけど躊躇する理由として、高額であること以外に大きさ重さが挙げられます。その点2Kgを切る重量は魅力的。
収納時にはコーワのプロミナーTSN-774よりも短くなるのにも驚かされます。大きさや重量の感覚としては、500mmF4と400mmF5.6の中間、シグマの150-500mmと同じくらいの印象です。

上のタカブシギの写真は、車の窓枠に乗っけて半手持ちで撮っていますが、この軽さとハンドリングの好さで撮り逃がしもかなり減らせそうです。

■カメラボディはどれをチョイス?
今回使用したカメラはキヤノンEOS7Dですが、この望遠レンズの好さを生かすにはエントリー機ではもの足りず、やはりファインダー性能の高い中級機以上を選びたいところです。

まだ私は試していませんが、ファインダーに定評のあるペンタックスのカメラでの組み合わせも評判が良いようです。また、ボディ内に手ブレ補正機構を内蔵しているのも心強いポイント。

マイクロフォーサーズのカメラを付ければ、1000mmF5.6という驚きのスペックになります。お客様がお持ちになられたパナソニックのGH2を取り付けて試してみると、液晶ビューファインダーでのモニタリングが予想以上に快適な上、ボディがコンパクトで好感触でした。

メーカーごとにレンズを揃えなくても、マウント側を交換することで、状況に合わせて違うメーカーのカメラボディを使うことができるのは嬉しいですね。

さらには、別売プリズムユニットをつければ接眼レンズでの観察やデジスコとしても使えるのは、スコープと一眼両立派にとっては嬉しいところです。

■試写してみての総括
とにもかくにも解像力の凄まじさにまずは大いに驚嘆しました。それでいて、防塵防滴のボディ、2Kgを切る軽量コンパクト設計、何よりも操作感が好いところに大きな魅力を感じるレンズです。

AFが未搭載という点で躊躇されている方も多いとは思いますが、しっかりと鳥の目にピントを合わせるという野鳥撮影の基本を思い出させてくれ、触れば触るほど撮る楽しさを呼び覚ましてくれるレンズだと感じました。

コーワ PROMINAR 500mm F5.6 FL 標準キット

Iwamoto

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