タカの渡りを見に行こう! in 矢倉岳(南足柄)
午前6時。9時から晴れの予報を祈って曇天の下、東名高速道路を大井松田ICに向かいます。
インターを下りてまっすぐ進んでいくと、酒勾川を渡り、トンネルを抜けて一つ目の信号「竜福寺」で右折します。
15分程狩川沿いの道を上って行くと、「万葉公園」に到着します。
ここからは歩いて登山道を上ります。この先はトイレがないので、まずは用を済ませておきましょう。
写真中央の登山道を入って行きます。左手にバス停も見えますが、平日は運行されていません。
道に入ってすぐにあずまやがあり、ここでタカのカウントをしています(詳細はLittle tern's Roomで発表されています)。もちろんここからでも観察は出来ますが、より近くで見る為には…
この山のてっぺんに登るしかありません。ちなみに朝はガスで矢倉岳の姿はまったく見えませんでした。
立て札通りに進んで行くと、やがてヒノキの木立に入ります。登山道は雨や朝露で濡れていると滑りやすいところもあるので注意が必要です。
山伏平を過ぎ、さらに急な勾配を上って行くと突如草原になり視界が開けます。そこまでくればもう一息です。
上り始めてから約1時間、ついに矢倉岳登頂!山頂には名前の通りやぐらが組まれています。
ちなみにTさんは写真のロクヨン(600mmF4)&ハトラー(ザハトラー雲台)のセット(予備のボディも)を担いで上がりました!タカに対する情熱を感じます。
さて、登頂はしたものの周囲は一面のガスでタカが飛ぶ気配がありません。何より、太陽が出ないと気温が低く、たまたま持ってきていたレインコートを着ても寒いくらいでした。
10時になって徐々にガスが晴れてくると、「キッキッキッ…」と猛禽の声が響いてきました。そして、2羽の猛禽が登場。
片方が一回り大きなサイズだったので、オオタカがツミに絡んでいるのかと思っていましたが、写真を見るとツミ♀VSツミ幼鳥でした。
ツミ♀が割と近くに接近!
11時が過ぎるとスーッとカーテンを引くように、ガスが晴れました!とたんに下の方からサシバが湧き出します。
その後は、湧き出すようにサシバたちがタカ柱を作って……と行きたいところでしたが、数羽が飛び立った後は、サシバは収まってしまいました。他には、ミサゴが飛び過ぎて行った他、小鳥ではビンズイ、ノビタキ、ホオジロなどが周りで遊んでいました。
この日何より楽しませてくれたのは、ツミでした。フラフラとサシバに絡んでみたり、すぐ頭上をすごいスピードで飛び過ぎて行ったり、タカ見の私たちを存分に楽しませてくれました。
撮影した画像を見ながらほくそんでいたものの、Tさんのロクヨンで撮った画像を見せてもらうと「おぉ!驚愕の解像感!!」私のシゴロ(400mmF5.6)で撮った画像とはキレが違いました
やはり伊達に重さがあるわけではないようです。
さて、タカの渡りは数自体はそれほど多く見られなかったものの、矢倉岳の清々しい雰囲気というか、開放感に何より魅了されました
今日は霞んでいてはっきり見えませんでしたが、晴れた日には、ランドマークタワーや房総の方まで見渡せるそうです。
そして14時には、下山を始めました。下山は常に筋肉を使うので、実は上りよりも大変でした
そろそろ閉幕に向かっているタカの渡り、ぜひ南へ渡るタカの無事を祈りつつ見送ってあげたいですね。
車での行き帰りと案内していただいたTさん、楽しい鳥見をありがとうございました。
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