クールピクスS5100用ブラケット「FSB-7」をさわってみました!
上の画像は、ニコンED3+24xワイドDS接眼レンズに、FSB-7+クールピクスS5100を取り付けた図です。
ご覧のように広角側で四隅にケラレが出ていますが、2ステップ目からはなくなり、望遠端でわずかに減光が見られます。カメラ単体の焦点距離が28mm-140mm(35mm判換算)の5倍ズームと高倍率ですが、最近のデジスコに使えるデジタルカメラの中では、ケラレが少ない方だと言えます。
もちろん、ターボアダプターを組み合わせれば、コーワをはじめ、各メーカースコープに取り付け可能です。
コーワ TSN-884+TE-17W(30倍接眼レンズ)にも取り付けてみましたが、ケラレの傾向は、ED3+24xワイドDS接眼レンズとほぼ同じでした。
倍率の高いDS接眼レンズで試したところ、40xは広角から3ステップくらいまで減光、60xは、広角から7ステップくらいまで減光といった具合で、全体を通してみるとやはり24xワイドDS接眼レンズの相性が最も良いです。
カメラ本体のスペックとしては、連写性能が0.75コマ/秒という点が少し物足りない感じがしていましたが、実際に使ってみると、小気味良くシャッターが切れるので、あまり気にはなりませんでした。
ブラケットの造りに目を向けると、レリーズ取付部の隣に、電源ボタンを操作できるボタンが配置されていて、これはなかなか使いやすくできています
少し気になったのは、カメラの本体取り付けネジ穴が本体左端にあるため、必然的にブラケットの固定も、この位置になってしまう点です。本体取付の際には、液晶画面を見ながら、ケラレが真ん中にくるように光軸調整が必要ですし、ネジ留めした後でも、少し力を加えると左右に動いてしまうようでした。
もうひとつ注意が必要なのが、照準器を取り付ける箇所が用意されていない点です。照準器を取り付けるには、ロングプレートから照準器取り付けキットでステーを出して取り付けるか、コーワのスコープの場合は接眼部に取り付ける照準器台座で対応する形になります。
他に、裏技的な取り付け方法になりますが、DOS-CS1 BASE を写真のように取り付けることができました。
【総括】
何より、ブラケットの価格がホビーズ価格で\10.080というリーズナブルな点が大きな魅力です。難易度の高い光軸調整や難しいパーツの知識は必要なく、まずは手軽にデジスコを始めてみたいという方にとって、ピッタリのシステムと言えるでしょう。一方で、少しでも画質に抜かりのない、高い光軸精度が欲しい場合には、デジスコドットコムのデジスコシステム群を選択されるのが妥当ではないかと思います。
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